hoho!

みえないものをさわる

happy



幸せなじかんは、自分の空間と、他の人との間にできる空間の二つの要素で成り立っている。

まずは自分の空間がきちんとあること、それを阻害されないこと。感情面でも、物理面でも。自分の良しとするものに囲まれていることは、安定感をもたらす。
それとともに、他の誰かが近くに立っていて、その人との間に心地よい空間が生まれることで、あたたかみのある幸せが生まれる。人に映る自分を見てハッとさせられたり、言葉が混ざり合って化学反応を起こして、知らない色を見たりする。
これを前提として、
最近よく中国にいる意味を考えてる。

ライフスタイル

一つの理由は、ダウンシフターとして生きていくのに、ここの生活条件が非常にあっている。
あえてダウンシフターの身分を選ぶのにはそれなりの訳がある。生まれてこのかた、なにか強迫感に押されて年を重ねてきた感覚があった。これはきっともう拭えないもので。自分の中だけでもこんなに圧倒されるくせがあるのに、周りの環境まで圧力を与えるものだと、きっと19歳の頃のように、楽しくない気持ちに支配されてしまうのだと思う。だから私は、自分をコントロールするために、シンプルな生活を送るしかないのだ。日本でダウンシフターになることだってできるけど、ここはもっと簡単になれる。
有意義な仕事は、言うまでもない。



親との距離

海外にいることは、ひとつのボーダーを越えることであり、それは県境を越えることでもいいわけだけれど、一つ海を跨ぐだけですこしほっとする感覚があるのは否めない。ちょうど良い距離なのだ。

友人

貴重な友人に会えたことは、ここでの財産の一つ。とくに、言語の壁を超えてエッセンシャルな部分で繋がれる感覚は、ぎこちなくなりがちな私の友人関係に一石を投じてくれた。大事なことはなんだろうって、考えれば考えるほど、その定義はシンプルになる。さらっとした友人関係に、心地よさが生まれる。私にはとても合っていると思う。


どこで生きていても、上にあげた二つの要素をクリアすることで、幸せな実感が沸き起こること。
それに今の時点で気付けてよかったと思う。

それが絶対でなかったとしても。