hoho!

みえないものをさわる

偏見


すごい。唇で、偏見を憎む私が、心のなかは偏見でいっぱいなことを悟った。
タイムライン上のURLをクリック。突然流れ出す、ギターとかドラムの音。強烈なやつ。だれが弾いているのか、分からない。一応知っときたい。けど、そんなのどうでもよくて、鳥肌が走る。ってかくすぐったい。こんなの多分はじめてだ。
偏り見ることが、偏見。なら、わたしの頭は偏見でいっぱいだ。既成概念に頼り、生きてる。よさそうなものを、良いとし、わるそうなものを、悪いとする。
既成のものに、しばられず、無心で感動することの、ここまでの快感。初体験。驚いて、今。何ていう人たちだったのか、あとで調べよう、
江戸川乱歩を読み、重松清の官能小説を読み、プールで泳ぎ、肉を食べ、街を歩き、路上のおじいさんのバンジョーと歌を聴く。ネイルにはまり、化粧に飽き、油ものにあたる。暗闇で日本語の独り言をいい、韓国語を話し、猫に餌をやり、散財する。そんな生活をしていた時の感覚に、ちょっと似ている。

よし。発作、終了。