ふわふわの削りカス
命は鉛筆みたいに削られて
削りカスの匂いを嗅いで楽しんでる
2018年のはじめ、私は転機を望んでいた
そうしたら転機が来た
望まない形で、突然やってきた
住み慣れた土地を離れなければいけない
誰にともなく騙された気分
きつねにつままれた気分
過去を振り返っては快楽をえて
現実を見ては絶望する日々
日本は何一つ不自由なく暮らせるのに
すごく不自由な気持ちになるのは何故かな
突然に
私のことをおぼえていた彼からの連絡
私とその人は同じ気持ちでお互いを見てた
2018年夏
おぼつかない足取りで気持ちを確かめた
愛することは弱くなること
だけど愛する人のために強くなろうともがくこと
2人でもがいた
文化、疫病、感情、家族
全ての軋轢をシンプルにして相手といることを選んだ
朝目覚めて涙が出る
どうしようも無い現実に鳥肌が立つ
そんな日々が過ぎて
2020年秋私達は夫婦になった
圧倒されるほど愛しい人間が
日々最も近くにいる
ここまで生きていてよかった
生活は続く
変化も続く
勇敢に立ち向かう決意
自分と夫を守る、これからの人生にしたい