REPORT2
九月の匂いはいい匂い。
涼しくて悲しくなるような夕方辺りの雰囲気が一番いい。妙な気持ちになる。
中国に来たのが2013年の9月だったから、世界中の多くの人と同じく、私にとっても9月は始まりの季節であり、自分と静かに向き合わされる季節でもある。
日曜日の夜に彼のマンションに遊びに行った。
50階が屋上になっていて、綺麗な夜景が見えた。
私が住んでいる都市には大きな川が2本流れていて、彼のマンションはその合流地点にたっているので、川沿いのキラキラしたビルや、船が通っているのが見えて、とても魅力的なものだった。
友達たちと色々お酒飲みながら彼とも話せて嬉しかったし、彼の心地よい雰囲気を味わえたのも良かった。
私が抱えていた、もしくは抱えているものはとても大きいものだと思う。
自信が持てないし、死にたかったし、それは若かったということを差し引いてもかなりひどかったと思う。
でもなんか、それでも大丈夫かもしれないと思わせてくれるのが彼。歳も上だしね、とても大きい人。
また今週末に会えるので、さらに色々知り合いつつ、今後どうなっていくか見極めたい。