hoho!

みえないものをさわる

between and beyond


空間は、自然に存在する、無のものととらえられがち。でも、空間があるということは、その両端には、なにかの意味をもつモノが存在する。つまり空間は、意味をもつモノを強調するという点において、とても活動的なもの。
ならば、大荷物で帰省している見ず知らずのあなたと、サンダルで電車にのりこんだわたしとのあいだのこの空間も、なにか活動的な意味をもっているの?

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そんなこんなで
思い立ってひとりでおりたつのは、やはり京都駅。京都駅はいつ見ても、なんだかキュートだとおもう。

今日は新しいなにかを見つけようとすこし張り切っていたのに、早足で一時間ほど歩き続けて、結局美術館にいってしまった。
こどものひ、こどももとしよりも、なんだかたのしそうに古都を散策しているのが、ひどく平和な雰囲気だったけど、美術館のなかのひんやりした空気がいちばんの平和だった。

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井田照一展。めらんこりっくエキサイティング。カミングコウベと、いい勝負だとおもうよ。(笑)冒頭の空間についてのお話は、井田さんの言葉からきてまふ。下手な解釈とゆーか、なんとゆーかですけど。すごく理解できたからうれしかった。

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帰り道の電車で隣に立っていた女の子の凛とした表情にすごく心を責められるように感じた。お母さんの隣に立って、なんの迷いもなく、まっすぐ窓の外を見つめる。わたしは、子どもとしての任務を全うしている、誰にも何も言わせない、ってかんじ。わたしも、オトナとしての任務を全うしなきゃなあとか考えながら、その後空いた席で口を開けて寝ていました。