ぬるい
サラリーマンの声が優しく響いてる
この週末に子供を連れてったところのはなし
ずっと聞いていたいから、イヤホンをしながら音量を最小にしてこっそり聞いてる
ひさしぶりに話すとあのときの青い記憶が蘇って恥ずかしくなる。必死で恥ずかしさに耐えながら、お上品に笑って、最後にはあくびを連発して呆れられてさようなら。
「僕の記憶あんまりないんだね」
そんなことないと思うけど。こうやってまた、馴れ合いになりたくないんだよ。
なんだか、水っぽい。
人ごみが好きなのは、誰か知ってる人にばったり会える気がしてならないから。
最近よく人と目が合うのは、知らない人の目を見る余裕があるから。
KYOTOにいきたい。
にゃーは今日も、怯えた顔でわたしを見てる。