hoho!

みえないものをさわる

prose

 

 

自分のはてなのプロフィールに、 「20才 サーカス団員」 と書いてあるのにさっき気づいた。だから丁寧に、「21才 サーカス団員」 と、書き換えた。

気が付けば生まれてから21年の時が過ぎている。は、はやい。

シエラレオネの平均寿命は、ある資料によれば47歳、。生まれてすぐになくなる子供が多いのがその原因というけれど、もしわたしがシエラレオネの人間なら、あと残されているのは26年くらいだと考えるんだろう。26年でなにをしよう。このままの調子でいけば、子孫を残すことも、業績を残すこともなく、あっという間にこの地球上から消えていく気がする。それは、残されている時間が長くても短くても、さして変わりがないんだろうな。どんなに、何かを残したように思っても、結局死んでしまえば、そこに自分はいないのだし、私抜きで世界は進んでいく。これまで生きたすべての人にそれが言える。

べつに、それをはかないとも思わないけれど、ひとつ気がかりなのが、こんなに良くできた人体が、調子が悪くなったからといってそこそこ80年くらいで焼き(もしくは埋め、もしくは海に投げ、もしくはドラム缶等々に入れ、)捨てられてしまうことだ。わたしは、それがもったいなくてたまらない。メンテの技術が高まれば、もっとつかえるところがあるのに。最近、自分の手を触っていると妙に安心する。人の肌って、ものすごく気持ちいいと思う。つるつる過ぎず、ペタペタ過ぎず。ちょっともちもちしていて、何ともいえない。人間ってすごい。

きょうはゆきがふるんじゃなかったのかな。青空が広がっている。

 

今年もいろんな人に出会いました。

このあいだ、先輩の方に、「人間関係を作り始めるのは好きな方だけれど、維持するのが極端に苦手です。」といったときに、彼女は「出会った人とコンスタントに密な関わりをもち続けるのだけが友情ではない。あなたのように、いろんな人にあって、すぐに忘れたり、忘れられているように感じても、ふとした瞬間に誰かの名前や顔を思い出したり、ふとした瞬間に誰かがどこかであなたのことを思い出したり、そういった薄くて広い関係も、友情だと思うし、あなたはそれが好きなんでしょう。」といわれた。まさしくそれがすきです。ずっとずっと、薄く伸ばしていけたら、しあわせです。